iPhoneのセキュリティ対策は万全と言われているけど…

「iPhoneはウィルスに感染したり不正にアクセスされる心配はありません。」という話をよく聞きますね。では本当にiPhoneのセキュリティは100％保証されていますか？
答えは半分YESで半分NOです。その理由をご説明します。

YESと言える理由　－アプリ－

今AppStoreに並んでいるiOSアプリは、Appleが定めた厳しいガイドラインをすべてクリアしたものだからです。アプリ専門のチームによってひとつひとつ慎重に審査が行われています。

どれだけその審査が厳しいかというと、AppleのCEOのもとに直接アプリ開発者から「審査が厳しすぎてユーザーの利益になっていない」と不満のメールが届いたことがあるほどです。言い換えると「せっかく開発したアプリがどれも厳しい審査に落ちてしまう！」という開発者側の切実な訴えですね。

ですからアプリのセキュリティ対策はしっかりされていると言えます。アプリからのウィルス感染はほぼないと考えていいでしょう。

必ずしもYESと言えない理由　－iCloud－

iPhoneのデータをiCloud（オンライン上のストレージ）に保存している場合、不正にアクセスされる可能性がゼロとは言い切れないからです。

5，6年前に、女優さんや芸能人の方のiCloud IDやパスワードが流出してしまったというニュースがありましたね。彼女たちは名前や誕生日などが公開されているため、パスワードが簡単に予想できてしまい、それが不正アクセスにつながったと言われています。

そのため以下のことが自分でできるセキュリティ対策となります。

• パスワードは定期的に変更する
• パスワードは自分だけしかわからない複雑なものにする　（大文字/小文字/数字/記号）
• 2ファクタ認証*を設定する

（*新しくログインするときに、すでに同じIDでログイン済の他のデバイスに確認コードが送られて、そのコードを入力しないと次へ進めない認証方式）

また、自分のiCloud IDを使ってログインしているデバイスをこまめに確認することもひとつのセキュリティ対策になります。［設定］アプリ→［ユーザー名］→デバイスリストから確認できます。

万が一iCloudに不正にアクセスされるなら、保存しているプライベートの写真やメールなどが興味本位で見られたり、悪用される可能性があります。ですから、セキュリティ対策をするだけの価値は十分あると言えます。

まとめ

iPhoneのセキュリティはもともと高いと言われていますが、自分でもできることを行なうなら、さらに安心してiPhoneを使い続けることができます。なにか不安なことがあればすぐにお近くiPhone専門店にご相談くださいね。

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