iPhoneのVPN接続についてよくある３つの質問

コロナ以降多くの企業でリモートワークが普及したことにより，一般の人でもVPN（Virtual Private Network=仮想専用回線）という言葉を使うようになりました。
実はiPhoneからもVPN接続が利用できるのをご存知でしたか？そこで今回はiPhoneのVPN接続について，よくある３つの質問にお答えしたいと思います。

iPhoneをVPN接続するメリットは？　

一部の国や地域では，インターネットの閲覧規制があります。出張や旅行で違う国へ行ったとき，いつも使っているSNSやウェブサイトが使えず困ったことはありませんか？反対に，日本から海外向けのオンラインサービスにログインしようと思っても，アクセス制限がかかって利用できないこともあります。そのようなときはiPhoneをVPN接続に切り替えることによって，閲覧規制やアクセス制限を回避することができます。

iPhoneのVPNを設定する方法は？

まずiPhoneにVPNアプリをダウンロードします。
AppStoreアプリを開き、検索枠に“vpn”と入力し、検索ボタンを押します。
検索結果の１番目か２番目に“VPNネコ”のアプリが出てくるので、アプリアイコン右側の［入手］をタップしてアプリをダウンロードします。

ダウンロードした“VPNネコ”のアプリを開くと、画面に英語のメッセージが表示されます。内容は，「このアプリはVPNの設定をしますが，あなたの情報やデータにアクセスすることはありません」というものです。［OK］を押して次に進むと，今度は日本語で「“VPN catがVPN構成の追加を求めています」というメッセージが出ます。これも［許可］を押します。
すると自動的にiPhoneの設定画面に移動するので，［VPN構成を追加］を選択してアプリの画面にもどります。最後にプルダウンメニューから好きな国を選べば，その国のネットワークが利用できるようになります。

iPhoneをVPN接続するデメリットは？

VPN接続に切り替えると，そうでないときに比べてインターネットの接続スピードが遅くなります。長い動画を見たり情報量の多いページにアクセスしたりするには不向きです。
また無料版のVPNアプリの場合，開発者が正体不明なことが多く，アプリ使用時に閲覧した情報がどのように利用されているかはっきりしたことがわかっていません。iPhoneのVPN接続時は個人情報を入力したり重要なデータをやり取りしたりしない方が賢明です。

さいごに

今回はiPhoneをVPN接続することのメリットとデメリットそれぞれをご紹介しました。もしVPNアプリのダウンロードや設定に少しでも不安を感じたら，無理に進めず途中でストップしてくださいね。どんなときでも安心してiPhoneを使っていただきたいと思っています。

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